こんにちは。
1年後にはゲストハウスオーナー、ぶーです。
7月30日と8月20日の2回、ファミリー向けSUP体験を企画&実施してみました。
百聞は一見にしかず。
百見は一行にしかず。(←勝手につくったことわざ)
実際にやってみたことでたくさんの学びと手応えを感じたのでブログ記事にしてみます。
全体の流れはこんな感じ。
・ファミリー向けSUP体験を実施することとなったきっかけ
・ファミリー向けSUP体験を引き受けた理由
・ファミリー向けSUP体験実施前から貴重な情報が集まってきた話
・ファミリー向けSUP体験を2回実施してみて学んだこと
・今後のSUP体験ツアーについて、お知らせとお願い
記事の最後には「お知らせとお願い」がありますので、最後まで読んでもらえると嬉しいです!
【きっかけ&理由】ファミリー向けSUP体験をゲストハウス黒島で
ことの始まりは職場から。
「杉野さん(ボクの本名)って海遊びが好きだってお聞きしました!今度子どもたちに教えてもらえませんか??」
と廊下でお声がかかりました。
ファミリー向けSUP体験をゲストハウス黒島で実施したきっかけ
職場では普段、プライベートの話はほとんど出ないので驚きました。
お話を聞くと、「どんぐりクラブ」さんという子育てボランティア団体の幹事を引き受けることとなり、子どもたちが喜ぶ企画を考えているとのこと。
一瞬で頭の中にはさまざまな声が聞こえました。
「海遊びには危険も伴うし、責任重大だなぁ」
「人に教えるのは好きな方だけど、子どもたちに教えた経験ってほとんどないなぁ」
「ゲストハウスの開業準備で手が回らないけど、引き受けて大丈夫か!?」
などなど。
そして3秒後には返事をしていました。
「やりましょう!!!」(←バカかっ)
ファミリー向けSUP体験をゲストハウス黒島で実施した理由
安請け合いして自滅するのがボクの得意パターン。
自滅グセの自覚がある分、頼まれごとには慎重に考えてお返事することを心がけています。
頭の中に一瞬で浮かんだ数々のネガティブ要因を振り払って「やりましょう」のお返事をしたのには理由がありまして。。。
引き受けた理由は、ゲストハウス黒島で海のアクティビティ提供をしたいと考えていたからです。
自分が普段楽しんでいる海遊びを、アクティビティ提供のサービスとして作り込む必要性を元々感じていました。
SNSを通して仲良くなった方にサーフィンを教えた経験は数回ありましたが、
・イベントとしてしっかり企画して
・複数のファミリーに対して
海遊びをお教えするという経験は初めて。
ボクからお願いしてでも経験したかったことが、ご依頼として入ってきたという感じでした。
ファミリー向けSUP体験をやると決めたら貴重な情報が流れ込んできた
不思議なもので、「SUP体験を実施する」と自分の中で決めて動き始めると貴重な情報が集まってくるんですね。
子どものいるママさんたちに聞くと、
「輪島の子どもたちは海で遊ぶ機会が少なくってね〜。海遊びさせたいんだけどね」
という返事が結構返ってきます。
さらに事情を探ると、どうやら輪島に住む方々にとって海は「漁をする場所」であって「遊ぶ場所」ではないようなんです。門前〜輪島エリアは岩礁帯が多く砂浜が少ないため、漁場としては適している一方、気軽に海のレジャーを楽しめる場所が少ない。
この情報を聞いて、「海遊びを体験したいというニーズはあるが、環境が整っていないんだな。これはチャンスだ!」と思いました。
さらにさらに、輪島市役所の観光課の方と偶然話す機会があり、海のアクティビティを今後提供していきたいと伝えると、
「ぜひやってください!輪島はかつてダイビングなどのサービス提供をしていた事業者さんもいたんですが、高齢化でみんな辞めちゃったんです。市としてもせっかく海が近いのに、アクティビティの需要を繋げる先がなくて困っているんです」
とのこと。
またまた「ブルーオーシャンか!これはチャンスだ!」と思いました。(←単純www)
2度のファミリー向けSUP体験から学んだこと
当初1回だけ実施する予定だったファミリー向けSUP体験。
1回目に急遽体調不良で参加できなくなったお子さんが泣いて悲しんだと聞き、2回目も実施する形となりました。
結果的にはこれがめちゃ幸いしたんです。
最初は親子合わせて15名の参加と聞いていたんですが、これがちょうど半々くらいで2回に分かれた形となりよかったなと。
【1回目】ファミリー向けSUP体験から学んだこと
1回目の学びは次の3つ。
・スタッフは最低2人必要!
・ライフジャケットは自分も含め全員着用!
・メインコンテンツは1つに絞った方が良い
実際にSUP体験をやってみて分かったのですが、特にお子さまグループに体験いただく時には「スタッフは最低2人必要」だなと。
SUPってボード&パドルの超シンプルな遊びなんですが、ライフジャケットやリーシュコード(ボードと足を繋ぐ紐)、飲み物やシュノーケルなど付随する持ち物が結構あるんですよね。
持ち物が多いということは、準備や片付けにそれなりの手間がかかるということ。
準備の際に「先に行って準備運動しておいて!」とお願いしたり、片付けの際に「先にゲストハウス戻ってシャワーの案内しておいて!」とお願いしたりできるスタッフがいるとお客様を炎天下の元待たせることなく行程を進行できます。
それになんと言っても安全面。
お子さまは大人が予期しないような遊び方を思いついたり、危険予測なしに動いてしまったりします。
SUPの使い方を教え、場を盛り上げるのがメインスタッフなら、全体に目配せをして安全に配慮したり、写真撮影をしたりするサポートスタッフが必要です。
「後ろを守る」役割ですね。
今回も友人のケータにサポートをいただきました。
もはやゲストハウス黒島はケータ無しでは完成し得ない。
そんな存在になりつつあります。
あ、一応彼の名誉のために書いておくと、暇だから来てくれている訳ではなく、バリバリ仕事をこなす「次期社長」です(笑
次の学びは「ライフジャケットは自分も含め全員着用」が必須だということ。
SUP体験中、お子さまには全員ライフジャケットを着てもらっていたのですが、肝心の「先生役」であるボクが着用をしていませんでした。
SNSにアップした写真に「事業者としてアクティビティ提供するなら自分もライフジャケットを着用しなさい」とのご指摘をいただきました。
その通りです。
ご指摘の主はボクがとても尊敬する方。
「自分は大丈夫」との意識ではなく、「参加者がどう感じるか」に対する配慮が足りなかったなと反省しております。
今度の9/9,9/10のSUP体験イベントに向け、ライフジャケットは必要数買い揃えました。
そしてSUP体験1回目の最後の学びは「メインコンテンツは1つに絞った方が良い」ということ。
今回どんぐりクラブさんの役員の方と打ち合わせをする中で、
「箱メガネづくり!?楽しそう〜!」
「SUPはぜひやってみたいですよねっ」
「魚釣りも体験できますか??」
「釣った魚はその場で食べられますかね!?」
「BBQもしたいなぁ!」
と夢が膨らんでいきました。
半日という時間の制約の中で、盛り込みすぎはかえって各体験の満足度を下げてしまうかなと思い、ご要望事項の半分ほどまで削って実施したのですが、甘かった。。。(笑
魚釣りに至っては20分ほどしか体験時間が取れず、参加者にエサと仕掛け代をご負担いただいたにも関わらず、お子さまが釣り竿を握る時間はわずか。
結局ふぐが1匹ずつ釣れただけでした。
楽しんでくれたようだからまぁ良しとしますが!
半日で楽しむならメインコンテンツはSUPに絞り、余裕があればシュノーケリング、くらいにしておくのが良いようです。
【2回目】ファミリー向けSUP体験から学んだこと
2回目は1回目の学びを活かし、さらに深い学びを得ました。
・子どもたちのヤル気の引き出し方が分かってきた
・参加者が喜ぶ写真の構図
学びその1は、「子どもたちのヤル気を引き出す方法」についてです。
お子さまにとってSUPは未知の体験。
海遊びが好きなお子さまでも、普段は足の着く水深のところで泳ぐのがほとんどだと思います。
それがSUPという不安定でいつ落水するか分からないボードの上に乗るのですから、最初は怖いと思う方が自然なんですよね。
1回目も2回目もお子さまたちは最初、「誰からいく???」みたいに顔を見合わせ、若干緊張した面持ち(これがまたカワイイんですが(笑)。
一番ノリのいいお子さまにまずはSUPに乗ってもらい、まだ怖がっている子たちの「楽しそう!」を引き出す。
そして徐々に。。。
「自分でちょっと漕いでみる??。。。やったじゃん!上手い!」
「ボードの上に立てたらすごくない??。。。すごいすごい!!」
「じゃあさ、今度は飛び込んでみよっか!。。。ヒャッホー!!」
一人一人の様子を見ながら、チャレンジできるギリギリに何度も挑んでもらい成功体験を積んでもらうことを心がけました。
すると周りで見ていた子たちにも相乗効果の雰囲気が生まれ、「無限飛び込み」モードへと発展。
なかなかSUP体験が終了できず1時間ほど延長しました(笑
そして学びその2。
学びというよりは、ボクとケータのコンビが自分たちの成長にガッツボーズした点が「写真のクオリティ」です(←いつだって自分で自分を褒めるスタイル
これ全部、ケータが撮ってくれた写真なんですが、なんと!!
防水機能のないアイフォンを片手に、肩まで浸かって撮影してくれた写真なんです(笑
元々スノーボードでジャンプの写真を撮ったり、滑りながらもう一人の滑り手を撮影する「追い撮り」の経験を積んできたケータ。
光の向きや構図、立体感が出るアングルなどを調整しながら、ときにボクへ指示を出してくれます。
「光があっちやし、こっちの方来て!」
「離れすぎ!距離を半分縮めて!」
参加者の方にも
「せっかくならお父さんとSUP乗ってみよっか!」
と声かけし、想い出の1枚をパシャリ。
ケータとボクの二人がチームワークを発揮して写真のクオリティを向上させていく。
長い付き合いの友と協力して一つのことに挑戦する感覚はとても嬉しいものです。
あ、ここまで書いてて気づいたんですが、ボクはケータの指示を受けてあたふたしてただけでしたね(笑
ケータすごいっ!!!(笑
【お知らせとお願い】今後のSUPツアーについて
ここまで読んでいただきありがとうございます!
最後にお知らせとお願いです。
まずはお知らせ。
9/9,10日にstyleebaseさんとコラボしたSUP体験イベントを実施します。
9/8現在でまだ若干名の空きがありますので、ご興味ある方はぜひご参加ください!
イベント詳細はこちら>>>【SUP体験】styleebase × ゲストハウス黒島コラボイベント
ゲストハウス黒島でのSUP体験は、2024年夏にサービスとして正式に提供開始する予定です。
手伝ってくれるスタッフの確保、SUPやライフジャケットなどの備品を必要数確保するなど、準備はこれからですが。
そしてお願い。
「能登でSUP体験ができる楽しいゲストハウスがOPENするらしいよ〜〜〜!!!」と、周りの方にたくさんお知らせしてください。
SNSでのシェアもとっても嬉しいです!
今後ともゲストハウス黒島を、よろしくお願いいたします!!!
そして今回素晴らしい経験と学びのチャンスをくださった「どんぐりクラブ」の皆さま。
本当にありがとうございました!!!
来年もまた、お待ちしておりますねっ!
バイぶ〜