こんにちは、ぶーです。
2020年2月14日〜15日、「金沢の3大ゲストハウスでの1泊2日のインターンシップ」に見学参加してきました。
この記事では、ゲストハウスインターンを合同で主催した、金沢の3大ゲストハウスをご紹介します。
この記事は
・ゲストハウスで働いてみたい
・ゲストハウスの経営に興味がある
・金沢に行ってみたい!オススメの宿は?
・ゲストハウスには泊まったことがない
・ゲストハウスってどんなところ?
といった方に読んでもらえると嬉しいです。
最初に。金沢ゲストハウスインターンとは?
金沢ゲストハウスインターンとは、石川県金沢市でゲストハウスを経営する3つの会社が合同で企画した、県内初のゲストハウスに特化したインターンシップイベントです。
↓↓↓概要を知りたい方はこちらをどうぞ↓↓↓
【金沢ゲストハウスインターン概要(Face Bookページより一部抜粋)】
ゲストハウスで働きたい!
海外の人をもてなしたい!
地元や地方で地域のために働きたい!
でも、本当にできるの???
どんな生活になるんだろう???
自己成長できるんだろうか???
そんな疑問や不安を抱えていらっしゃる方がたくさんいると思います。
金沢のゲストハウス3社合同でのイベントです!
●スケジュール
(1日目)
・チェックイン
・オリエンテーション
・施設見学
・経営者やスタッフが宿の魅力をプレゼン
・懇親会
(2日目)
・集合、清掃
・解散
それでは早速金沢3大ゲストハウスをご紹介させてください。
①BLUE HOUR KANAZAWA(運営:グッドネイバーズ)
②CRASCO旅音(運営:こみんぐる)
③エンブレムステイ(運営:エンブレムステイ金沢)
ゲストハウス① BLUE HOUR KANAZAWA
金沢駅東口から武蔵ヶ辻方面へ徒歩3分。
観光名所「鼓門」の真正面に位置する「BLUE HOUR KANAZAWA」をまずはご紹介します。
BLUE HOUR KANAZAWAのコンセプト:「旅先の豊かなひとり時間」
BLUE HOUR KANAZAWAのコンセプトは「旅先の豊かなひとり時間」。
オーナーの吉岡 拓也さん(写真中央)はゲストハウスのコンセプトについてこう語ります。
起業して最初に作ったGood Neighbors Hostel(現在は「off」というホステル)は、外国人宿泊客が多い賑やかな宿でした。宿で出会ったお客さん同士で飲みに出たり、夜中までギターを弾いて盛り上がったり。国際交流を図る目的であればとてもいい宿です。
ですがもともと旅が好きで宿泊業を始めた自分としては、旅人が旅の途中でゆっくり疲れを癒したり、写真を整理したりする“ひとりの時間”を大切にできる宿も作りたかったんです。
「ひとりの時間を大切にしたい。だけどカプセルホテルやビジネスホテルでは交流が無くて物足りない。」
そんなお客様のために作ったのがBLUE HOUR KANAZAWAです。
豊かなひとり時間を演出する空間の工夫
「旅先の豊かなひとり時間」を演出する配慮は宿の随所に見られました。
白と青を基調とした、清潔感と落ち着きのある個室。
旅人の大きな荷物を収納できるベッド下のスペース。
ほとんどのお客さんが1階のベッドを使用することを踏まえ、必要最小限の部屋数を残しつつ、2階部分を思い切って撤去したそうです。
こうした吹き抜けの空間を作ることで、立って着替えが出来るんだとか。
鼓門を眺めながら作業に集中できるコワーキングスペース。
大きな荷物を預けることのできるロッカースペース。
BLUE HOUR KANAZAWAはこんな人にオススメ!
ボクがBLUE HOUR KANAZAWAに抱いた第一印象は「シンプルで無駄がなく、それでいて欲しい機能が欠けることなく備わっている、洗練された宿」。
・一人旅の疲れを癒したい方
・旅先でも仕事に集中したいビジネスマン
・旅するように暮らす、ノマドワーカー
こんな人にピッタリな宿です。
また金沢駅から徒歩3分という近さなので、大きな荷物を抱えて長距離の移動をしたくない方にもおすすめです。
→→→BLUE HOUR KANAZAWA 公式サイトはこちら
ゲストハウス② CRASCO旅音
次にご紹介するのは「CRASCO旅音」。
金沢駅から徒歩4分。
地元民も足しげく通う居酒屋が立ち並ぶグルメスポットに位置しながら、金沢らしさが感じられる通り沿いに佇むゲストハウスです。
運営会社の「こみんぐる」は、現在金沢市内になんと21ものゲストハウスを展開しています。
ゲストハウスはすべて「〇〇旅音」という名称。
CRASCO旅音はチェックインオフィスとしての機能を持っており、市内に点在する旅音のゲストハウスに宿泊する際には、鍵を受け取るために一度立ち寄ることとなります。
旅音コンセプト:「金沢で暮らすように旅をする」
「こみんぐる」の設立者である林 俊吾さん(写真左)は宿のコンセプトを次のように説明してくれました。
僕と妻は金沢が大好きで、「金沢を100年後も住みたいと思えるまちにしたい」との想いから起業しました。金沢市内に〇〇旅音という宿を20以上経営していますが、すべての宿は「金沢で暮らすように旅する」をコンセプトとしています。
僕たちは自分たちの仕事を単なる宿泊業とは捉えておらず、「金沢のともだち業」として考えているため、「金沢よそもん会」と称する集まりを県内や東京で開催し、金沢ゆかりの方々をつなぐ活動にも力を入れています。
最近気づいたことではありますが、金沢を盛り上げるためには能登や、富山、福井など、隣接する地域も一緒に盛り上げていかなければいけない。だから今後は能登にも拠点となるゲストハウスを作って地域を盛り上げていこうと思います。
「金沢で暮らすように旅する」ための空間の工夫
もともと金沢市で歴史の長いレトロホテルをリノベーションして作られたゲストハウスのため、客室自体はいたってシンプルな作り。
余計な備品を置かず、快適に眠ることに特化した部屋のつくりとなっていました。
1階エントランスの脇にはコワーキングスペースが。
(写真右下は、旅音の各宿への配送される予定の、お客さんの手荷物)
話は逸れますが、お客さんがCRASCO旅音でチェックインを済ませたあと、希望すれば旅音の各ゲストハウスまで荷物を配送してくれるそうです。
旅音のこだわりは共同スペースである「シェアキッチン」にもつまっていました。
シンプルながら使い勝手の良いシェアキッチン。
テーブルの横に小上がりを設けて、和の雰囲気と機能性を兼ね備えた共同スペース。
食器類や家具も金沢らしさを感じる調度。
旅音はこんな人にオススメ
旅音は「金沢で暮らすように旅する」を共通のコンセプトとしながら、一つ一つのゲストハウスにそれぞれのコンセプトを持たせています。
このため宿泊人数や旅のスタイルなどをスタッフさんに相談すれば、もっとも適した宿を案内してくれます。
今回見学させていただいたCRASCO旅音については、
・女性同士の小グループ
・数日以上宿泊し、地元食材での自炊も楽しみたい方
・金沢愛あふれるスタッフとの交流を楽しみたい旅人
こんな方々にピッタリだと思います。
エントランスロビーでは可愛いマスコットキャラクターの「旅猫」ちゃんが出迎えてくれますよ!
ゲストハウス③ エンブレムステイ
近江町市場から徒歩2分(近江町市場は金沢駅からバスで5分ほど)。
閑静な路地裏に突如現れるスタイリッシュなゲストハウスです。
エンブレムステイのコンセプト:「真のつながりは人を、世界を面白くする」
エンブレムステイ金沢のディレクターである、松下あきさん(写真中央)がコンセプトについて熱く語っていただけました。
僕たちは世界につながりを作ることを目的としています。今後は世界にゲストハウスを展開していきます。
僕たちはもともと東京の西新井で宿を経営してきました。エンブレムステイ金沢は、東京人の視点から見た金沢の魅力、「歴史のある「和」と、新しい価値観が融合したまち」を具現化しました。
世の中には決まった設計図に基づき、同じようなホテルを展開していく会社もあります。一方で僕たちは物件ひとつひとつと向き合い、いかにその物件を「面白く使えるか」という視点でスタッフ同士試行錯誤します。
お客さん同士やスタッフとのつながりを作っていくため、料理をきっかけに旅人と交流するイベント「Cook The Oishii Moment Together」などにも力を注いでいます。
「つながり」を作るための空間の工夫
宿の扉をくぐると最初に目に付くのがスタイリッシュなバーです。
毎週金曜、外国の方と日本人が美味しいお酒を片手に交流するイベントが開かれています。
バーの中央付近の柱には「美味しい瞬間」を切り取った写真や旅人のコメントがびっしり。
料理をとおして交流を深めるための、開放的なキッチンスペースも。
客室はドミトリータイプの部屋から。。。
家族やグループ向けの和モダンなテイストのものまで。
(窓の外に灯篭という発想がすごい。重たそうだけど、どうやって運んだんだろう・・・)
エンブレムステイはこんな人にオススメ
「つながり」を重視するエンブレムステイは、旅人や地元民、外国の方や気さくなスタッフさんと交流したい方にピッタリ。
・和とモダンが融合したスタイリッシュな空間で過ごしてみたい
・外国の方と交流を楽しみたい
・面白い人たちとのつながりを作りたい
このような方であればきっと素敵な時間を過ごすことができるはず。
部屋タイプは複数用意されているので、宿泊人数に合わせた利用ができます。
また近江町市場が徒歩2分の位置にあるので、楽しくお酒を飲んだ翌日は、少し早起きして金沢の美味しい海の幸を食べ歩きするのもいいかもしれませんね!
まとめ
いかがでしたか。
今回インターンで見学したゲストハウスは、3者3様。
どのゲストハウスが一番いいか、という比較はできません。
というのもゲストハウスは一般的なホテルに比べ、作り手のビジョンや夢が色濃く現れるから。
旅の目的やスタイルに合わせてゲストハウスを選ぶ楽しさがあるように感じます。
ゲストハウスの魅力は、インターンに参加した学生さんの言葉に集約されていると感じました。
ゲストハウスは、作り手の「人生」そのもの
こんな素敵な言葉を発することができる若者がゲストハウスを作ったなら、それはそれは魅力的なものになることでしょう。
今回はインターンを企画した3つのゲストハウスをご紹介しました。
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます!
それではまた。
バイぶ〜