こんにちは。
8か月後にはゲストハウスオーナー、ぶーです。
そろそろゲストハウス黒島の発信を本格的にやっていこうと思い、各種SNSのゲストハウス黒島アカウントを作成しました。
最初の投稿は何にしようかと考えている中で思いついたのが。。。
「そうだ!一番たくさん質問されることに答えてみよう!」
ゲストハウス開業を目指し動く中で、最も多く聞かれること。
それが。。。
「なぜ、ゲストハウスなの?」
です。(で、ですよね。。。)
ゲストハウス黒島は、ボクの人生そのもの
「なぜ、ゲストハウスなの?」と聞かれたら、最大の理由はこれです。
「そもそも、ボクの人生がゲストハウスだから」
はい、出たぁ。いきなりカッコつけてるぅ。
と、自分にいったんツッコミを入れておきつつ、ホントこれに尽きるなと。
「ゲストハウスをやりたい」と言いはじめたのはおそらく今から4年ほど前ですが、うっすら憧れを抱き始めたのは10年以上も前のこと。
長い間自分の中にあった「いつかゲストハウスをやりたい」の想いは、「このまま(自分に向いていない)今の仕事を続けることはできない」と落ち込んだあたりから現実味を帯び始めました。
プチ鬱期を2年ほど過ごしながら、
・幸せってなんだろう?
・生きるってどういうこと?
・自分はどんな人になりたい?
と自分に問い続けました。考え続けても答えになど辿り着けそうもない問いに向き合いながら、同時に考えました。
「もしお金や時間など、一切の制約がなかったとしたら自分はこの先何をしたいか」
一切の制約がなかったとしたら。。。
・スノーボードやサーフィンをして仲間と笑っていたい
・釣った魚を料理して、誰かに喜んで食べてもらいたい
・誰かの「やってみたい」に、背中を押せる自分でありたい
・自分と同じように悩む人がいたら、手を差し伸べられる自分でありたい
・美味しいお酒を飲みながら、ワクワクする未来について語り合いたい
などなど。
これらは今までボクがやってきたことであり、これから更にやっていきたいことでもあります。全部の要素を一つにまとめると、結局は漠然と抱いていた憧れの通り、「ゲストハウスをやりたい」に辿り着いたのでした。
もしかすると「ゲストハウスをやりたい」が頭の中にあるから、それに関連したような事柄が思い浮かんだのかもしれません。
でも結局大切なのは自分の腹落ち感だと思っています。
長い年月をかけて、漠然とした憧れは「揺るぎのない決意」へと変わっていくものなんじゃないかなぁと。
ボクの場合はかれこれ10年以上。
ちょっと時間をかけ過ぎたかなぁ(笑
ゲストハウスが持つ無限の広がり
ゲストハウスをやりたい理由2つ目。
ゲストハウスには無限の広がりがあるから、です。
ゲストハウスには2つの意味で広がりがあると思っています。
一つは「ゲストハウスそれ自体の広がり」です。
ゲストハウスという概念が持つ広がり
ゲストハウスという概念が持つ包容力の大きさと言っても良いかもしれません。
そもそも「ゲストハウスとは?」の定義自体、確固たるものは存在しないと思っていますが、強いていうなら
・人同士の交流がある宿泊施設であること
・交流のための広いリビングやシェアスペースがあること
・狭いスペースでも多くの人が宿泊できるドミトリー(相部屋)があること
くらいかなと。
皆さんはいかがでしょうか。
「ホテル」「旅館」「民宿」と聞いた時にパッと思い浮かべるイメージはあっても、「ゲストハウス」と聞いてこれだ!と言えるものは無いんじゃないかと思うんです。
そもそもゲストハウス自体に馴染みがないという方も多いとは思いますが、ボクにとってもこれこそがゲストハウスだ!という唯一無二的なイメージはありません。
「⚫︎⚫︎ゲストハウス」と名乗っているけど、実態はカプセルホテルだよなぁ。とか、
「⚫︎⚫︎ユースホステル」と名乗っているけど、これこそゲストハウスじゃん!とか。
ちょっと無理がある理屈かもしれませんが、ゲストハウスそれ自体が曖昧な概念なのだから、ゲストハウスという媒体を基盤としてあらゆることにチャレンジできる、ボクはこう考えています。
もう少し本音を晒しますと、「浅く広く、色んなことに興味が向いちゃうボクですが、ゲストハウスだったら何を詰め込んでもいいよね?」という誰に対してするのか分からない言い訳みたいなのが背景にあったりします(笑
マーケティング的にはなんでも詰め込むのはNGよね、という指摘はやめてください。
即死します。ボクが(爆
ゲストハウスは地域へと広がる
話を繋げます。
ゲストハウスが持つ2つの広がり。。。
もう一つの広がりは、「ゲストハウスを起点とする地域への広がり」です。
良いゲストハウスには包容力があり、あらゆる垣根を溶かすような不思議な魔力が働いています。
みなとやゲストハウスさん然り、小笠原ユースホステルさん然り。
普段の肩書きや人間関係から解き放たれて、自分本来の姿として過ごすことができる。
そしてゲストハウスに宿泊する人の多くは、“旅の途中”であることと相まって開放的になれるんです。
普段は内向的な人が訪れたお店で地元民と仲良くなったり、道行くおばあちゃんに声をかけたりかけられたり。
きっかけは些細な会話でも、日常では経験することの少ない人との温かな関わりが「また来たい」につながるんじゃないかなと。
ボクが黒島に住むこととなったきっかけも宿での出会いです。
農家民宿フォレストのオーナー、森さんが「この辺りに家探してるの??じゃあ黒島の黒澤さんをご紹介しますよ!」とその場で電話をかけてくださったのが全ての始まり。
ゲストハウスの話なのに引用が農家民宿じゃないか!というツッコミは無しで(笑
農家民宿フォレスト、一度は必ず泊まって欲しい宿です。
森さんがかけてくださった1本の電話がボクと妻(当時結婚前)にとって能登移住の決定打となり、ゲストハウス黒島誕生のきっかけともなったのです。
こんな素敵なバトンパス、ボクもやってみたいじゃないですか!
当時森さんからのバトンを受け取った黒澤さんご夫妻についてもいずれご紹介させていただきます。お二人抜きにはボクたち家族の黒島暮らしはなかった。。。