スノーボード

「ツナガリMOVEMENT」の裏側に見た、最高にカッコいいスノーボーダー3人の言葉

こんにちは。

スノーボード大好き「はぐれ公務員」ぶーです。

いつも公務員辞めたいとほざいています。

辞めてからの生き方を模索中です。

社会人になってからの年間最高滑走日数は150日。

それくらいスノーボードが好きです。

なぜこんなにスノーボードが好きなのか。

自分でも分からなかったのですが、「ツナガリMOVEMENT」を創り上げた

最高にカッコいいスノーボーダー3人の言葉

が答えを教えてくれた気がするので、書き起こします。

  • スノーボードが大好き!
  • “好きなこと”を武器に何かに貢献したい
  • 熱中できる“好きなこと”がないけど、見つけたい

そんな人に読んでもらえると嬉しいです。

1 「ツナガリMOVEMENT」とは


日時:11月23日(土)

場所:富山県立山山麓 ホテル「森の風立山」

主な内容

 ・Heart Films、Moss Snowstickの新ムービー上映

 ・Ricky Gによる生ライブ

 ・Patagonia日本支社長 辻井 隆行 氏によるトークショー

終了しちゃったイベントですが、もし詳細が気になる方はFacebookの公式ページをご覧くださいね!

2 最高にカッコいいスノーボーダー3人の言葉

それでは早速、3人の言葉を紹介させてください!

「形になる前には必ず孤独の時期がある」 by 水間 大輔

水間さんは、5年ぶりとなるツナガリMOVEMENTを主催した本人。

コアなスノーボーダーならご存知の方も多いと思いますが、毎年立山山麓スキー場にて開催される、フリーライディングの総合スキルを争う「立山極楽バンクド・スラローム」の主催者です。

2019年から立山でのバックカントリーガイド活動を本格開始する予定の水間さんが、忙しい身でありながらツナガリMOVEMENTの開催に踏み切った理由。

それは「思い入れのある地元のスキー場を経営難から救いたい」というとてもシンプルなもの。

スノーボードやサーフィン、スケート、音楽が好きな人たちと、メーカーやトップライダー、フィルマーの方々、そして地元のカフェや飲食店の“ツナガリ”をつくる。

そして大好きなスノーボードを続ける環境を残すため、一人一人が自分の行動を変え、ひとつのムーブメントを起こす。

そんな熱い水間さんの想いがイベントを創る側の人たちだけでなく、来場者にも伝わっていたのは、会場の熱気が明らかに物語っていました。

そして水間さんが僕たちのところに来て、目に涙を浮かべながら言ってくれた言葉が今の僕にぶっ刺さりました。

本気で応援してくれる人はたくさんいる。

だけど自分の目指すものが形になるまでの間、必ず孤独と戦わなきゃいけない時間が訪れる。

今日こうやってたくさんの人が来てくれて、想いが形になった。

それが本当に嬉しい。

なんかこう、僕が文章で書くと伝わらないのが歯がゆくて仕方ないんですが、水間さんっていつも目をめっちゃキラキラさせてるんですよね!

お酒飲んでるときにスノーボードとか山の話をし出すと、もうなんか、顔面にミラーボールくっついてんじゃないかってくらいにキラキラしてるんですよ。

そんでいてすごく情が深い。

本気で好きなことを突き詰める人だからこそ、孤独を知りつつも孤独に打ち勝って「形」にしていく。

そんな清々しい生き様に共感を覚えない人はあるだろうか(いやない)。

「“本気”って伝わるんだね」  by 小西 隆文

コニタンこと小西さんは世界のスノーボードシーンを牽引するトップライダーの一人。

僕が学生時代からずっと憧れる存在です。

小西さんは中井 孝治さんや藤田 一茂さんをはじめとするトップライダー達と、次に紹介するフィルマーの田島 継二さんとともに、「Heart Films」をクルー名としてカナダ、アラスカ、スイスなどのリスキーな斜面に命がけで挑み続けています。

Heart Filmsの今季作「Gathering」の上映が終わった後のインタビューでは、水間さんに「いつもはこんな喋る人じゃないんですよ!」ってツッコミを受けながらも

  • 前のシーズンには滑り切ることが出来なかった斜面を想像して毎日のライディングを磨いた
  • 立山山麓スキー場(特に一番下のクワッド)は、みんな気づいてないと思うけどめっちゃおもろい!

とアツく語ってくれました。

けどちょっとお酒も入っていたのか、途中で「何で今日こんなアツく語ってんねやろ。」って恥ずかしがってみたり、何を話していたか分からなくてなってマイクを隣の藤田さんに押し付けたり(笑)

僕にとっては画面越しのムービースターですから、意外と話すのが上手じゃない感じ(←失礼)がかえって、滑りで自分を表現する本物のスノーボーダーなんだなぁって改めて思い、嬉しくなりました。

終始楽しい雰囲気で進んでいたインタビュー。

後から水間さんから聞いたんですが、インタビューの途中、小西さんは水間さんにこう耳打ちしてたそうです。

「本気」って伝わるんだね。

どういう思いを込めた一言なのか、僕には想像することしかできませんが、

きっとマイクをあえて通さずに水間さんに耳打ちしたことからすると、

1つは「本気の滑りは観る人に伝わる」という小西さん自らに向けた意味。

そしてもう1つは、スノーボードに対する情熱をツナガリMOVEMENTという形にした水間さんへのねぎらいの意味があったんじゃないかなと。

そんなふうに思えてならないんです。

「価値があるのか、ずっと自問自答してた」 by 田島 継二

田島 継二さんはHerat Filmsのフィルマー。

かつてはプロとしての滑りを魅せることを目指していたそうですが、あるときから滑り手の映像を撮って作品として世の中に出したいと考えるようになったそうです。

スノーボード好きにしてみればHerat Filmsといえば日本のトップ、いや世界のトップを走るムービーメーカーです。

僕はHeart Filmsの作品を過去にいくつか観てきましたが、前作の「Beyond」の圧倒的な世界観と映像美、こだわり抜いたカメラワークに惚れ込み、スキー場への往復はシーズンを通して「Beyond」を観続けていました。

たぶんこれは、そんなHeart Filmsの魅力にどっぷり浸かっている僕だからこそ感じたことなのかもしれませんが、インタビュー中の田島さんの意外な言葉に度肝を抜かれたんです。

数々の山を巡りながら、毎日ハードな撮影をこなし、黙々と編集作業をする。

自分がやっていることに本当に価値があることなのかどうか、ずっと自問自答していた。

いや、わかります??

観たことない人はぜひ一度観て欲しいんですけど、あれほどの素晴らしい作品を創る方が、「価値があるか自問自答していた」と言うんですよ。

今僕がしている仕事(←公務員の仕事全般ではなく、あくまで「個人としての生産活動」の意)の

軽く1億倍

の価値があると思うんですよね。

そんなすごい価値を生み出している人が葛藤するって。

もうそれだけで励まされるっていうか。。。

号泣ですよね。

僕はちょうど向こう1週間の生活費として、1万円を財布の中に入れてツナガリMOVEMENTに臨んでいたんですけど、帰り際にその1万円を握りしめて真っ直ぐ販売ブースにいる田島さんの元へ向かいましたよね。

そして子どもの頃、はじめてお小遣いをもらって駄菓子屋に行ったときの勢いそのままに、

「これと、これください!」

ってDVDとその横に置いてあったキャップ帽を差し出しましたよね。

締めて8、500円です。

田島さんはキャップ帽まで買ってくれんの?!みたいな様子でしたが、そこで僕は何とかして田島さんに感動を伝えたいと思い、号泣しながら「価値がないなんてことないです」的なことを喚き散らしていました。

感動のあまり、もう自分でも何をどう伝えたかも覚えていないのですが、どうやら気持ちだけは田島さんに伝わったらしく、田島さんも目に涙を浮かべながら僕と両手の握手を交わしてくれたんです。

やった!伝わったと。

ですが僕は一つだけ後悔しています。

なぜ、なぜ僕は。。。。

お釣りを受けとってしまったのかと。

1万円を全て田島さんに託すことができなかったのかと。

あの感動さえあれば、1週間くらい水だけで過ごすことができたはずなんです。

もうこの時点で人としての器の小ささを1週間嘆き続けること確定ですわ。

あ、ちなみにキャップ帽が僕の頭に入るかどうかは怖くて確認してません。

なんつったって僕の頭、周囲計ると62cmありますから。

そんじょそこらのグラビア・アイドルのウエストより「太い」んで(ドヤっ)

3 まとめ

書いてる途中からテンションが上がりすぎて着地点を見失いました。

なので「まとめ」ません。

こないだ、これからは人に伝わる文章を書きます的なことをブログで宣言したばっかりなんですが、そんなもん知らんと。

どーせ誰も読んじゃいないしね!(泣)

いいんです。

今日は出し切った感パねぇなと。

最初にスノーボード好きな理由が分かったって書いた気がしますけど、たぶんその理由ってのは、

「今の僕みたいな気持ちになれる遊び」

だからってこと。

伝わりますかね?(伝われぇ〜、伝われぇ〜、伝わりなさぃ〜〜〜〜)

要するにスノーボードは、最高にカッコいい大人たちのアツい想いに直に接することができる媒体だということ。

あとは僕が伝えたい気持ちがみなさんに通じることを念じながら、ビール飲んで寝ます!

追伸

長くなっちゃったので日を改めますが、むしろこっちが本題ってくらいの、ツナガリMOVEMENTをとおして改めてすごいなって思った、僕が敬愛する先輩のことを今度書きます。

バイぶ〜