空き家をDIYしてシェアハウスをつくってみようと思います。
というか。。。
150人の前で宣言しちゃいました。
地方公務員と学生が集まる「よんなな北陸会」という場で。
「空き家DIYしてシェアハウスつくろう!」プロジェクトと銘打った1分間プレゼンをしてしまいました。(←プレゼンの原稿を記事の最後につけました)
ボクはよく人から「自分で自分の首絞めるの好きだよね」と言われます。
おそらく今回もそのパターンです。
プロジェクトを宣言してから1週間のあいだに、、、
オバケにマウンティングされて首を絞められる夢を2度見ましたので、たぶん“そのパターン”です。
ですが宣言した手前、プロジェクトを立ち上げてシェアハウスを作る責任がボクにはありますので。
どーかみなさん、ボクを助けてください。(←切実)
というお話をします。
プロジェクトのコンセプトは?
「お金がなくても夢に挑戦できる居場所づくり」
夢さえあれば、お金がなくても自分たちの手で住む場所は作ることができる。
プロジェクトをとおして、このことを証明したいと思います。
ボクはプロジェクトに私費をつぎ込むことはしませんし、その代わり収益を受け取ることもしません。
資金調達の方法はプロジェクト参加者と一緒に考えます。
プロジェクトの過程はつまずきや失敗を含め、ブログやSNSで配信していきます。
もし真似したいと思ってくれる方が現れたとき、できるだけ簡単に真似できるような足跡を残しておきたいと思います。
シェアハウスのコンセプトはあえて決めていない
シェアハウスのコンセプトは決めていません。
というのも、今回のプロジェクトではシェアハウスに住みたい人を募集して、空き家をDIYしながら一緒にシェアハウスをつくっていきたいと考えているからです。
シェアハウスのコンセプトには、当然住む人の意志が最優先されるべきです。
1つだけこだわりたいこと
と言いつつ、シェアハウス運営に関してボクがこだわりたいことが1つだけあります。
それはシェアハウスのオーナーや管理人など、一部の人が利益を得る仕組みではなく、入居者の利益(家賃の低減)が最優先されることです。
「夢さえあればお金がなくても住む場所は確保できる」ことを実現するためのプロジェクトですから、可能な限り入居者の家賃を安く抑え、夢に挑戦できる場にできればと思います。
そもそもなんでシェアハウスつくりたいの?3つの理由
「シェアハウスつくろっかな」
こう思った理由は3つありまして。
①友達がつくったシェアハウスを見て「いいな」って思ったから
②ボクは将来ゲストハウスをつくりたい。そのための勉強として
③公務員として、もうひとあがき。地域課題解決への挑戦
わりと思いつきと自分勝手な動機なんですが、「やりたいからやってみた。そしたらみんなが喜んでくれた」みたいなことになるのが理想です。
ちょっと詳しくお話しさせてください。
①友達がつくったシェアハウスを見て「いいな」って思ったから
ボクの幼なじみに「ぼり」という、おもしろくて優しい、とっても素敵な「元板前フリーランス」がいるんですけどね。
ぼりが石川県の能登半島に作ったシェアハウス「ぼりちゅに邸」に何度か足を運びまして。
シンプルに「いいな」って思いまして。
ボクもシェアハウス作ってみたいな、と思ったのが最初の理由です。
ぼりちゅに邸のコンセプトはドランゴンボールの“精神と時の部屋”。
入居者が短期間で「やりたいこと」を見つけ、スタートを切るきっかけを作るシェアハウスです。
ぼりはフリーランスなので毎月給料をもらう立場にはないのですが、なんとぼりちゅに邸は収益化をしておりません(家賃収入はすべてシェアハウスの管理費と修繕費に当てています)。
収益化しない理由は、シェアハウスを作るにあたってたくさんの方から支援を受け、「自分が作っているという感覚じゃなくなった」と、ぼりはブログに書いております。
ぼりちゅに邸のコンセプトは、ぼり自身がブログで説明していますので、気になる方はぜひ一度読んでみてください。
②ボクは将来ゲストハウスを作りたい。そのための勉強として
ボクにはゲストハウスを作りたいという夢があります。
ゲストハウスのイメージは「日本一お客さんを笑顔にできる、遊びにあふれた宿」です。
ボクが大好きな「魚突き」「スノーボード」「料理」。
これらを融合させたゲストハウスにしたいなって思ってます。
海辺や山あいに複数のゲストハウスを作るのもありかな、とも思います。
関連記事>>>自分の軸が定まらないので人生でやりたいことリスト100を作ってみた
ゲストハウスとシェアハウスは似ているようで異なるものなんですが、開業までに辿る道のりは似通うところがたくさんあると思っています。
ボクは現在公務員として働いていますので、ゲストハウスのオーナーになることはできないのですが、シェアハウスの立ち上げに携わることならできるかなと考えました。
これが2つ目の理由です。
③公務員として、もうひとあがき。地域課題解決への挑戦
もともとボクが公務員になった理由の1つが「周りの人を幸せにしたい」という思いでした。(もちろん「安定」とか「休み多い」とか、下心も満載でしたよ!)
人を幸せにしたい、この言葉だけだとなんか胡散臭い感じもするかもですが、自分の周りにいる人たちがハッピーなら、単純に自分もハッピー。
こんなくらいの軽いノリです。
就職する前は、公務員になったら地域課題に取り組む仕事がさせてもらえる、なんて甘い考えを持っていました。
ところが現実は、大量の書類やデータと格闘して疲れ切る毎日。
「やりがいがないから辞めよう」
このブログでもずっと書いてきました。
ですがこのまま公務員を辞めるのは“逃げ”のような気がして。
もう一踏ん張りしてからでも辞めるのは遅くないかな、最近そう思うようになりました。
関連記事>>>「“やりがい”がないから仕事辞めたい」という人は、仕事を変えてもやりがいは見出せない」
プロジェクトをとおして、地域課題(空き家問題への対策、低家賃住居の提供、地域の見守り機能など)の解決に貢献できるか、挑戦してみたい、これが3つめの理由です。
なんで「空き家DIY」なの?
なぜ「空き家をDIY」してシェアハウスを作るのか。
理由はいたってシンプルで・・・
だって、楽しそうじゃないですか?
誰も住まなくなって、ただ朽ちていくのを待つ空き家が生まれ変わって「夢に挑戦するための居場所」になったら。
考えるだけでもワクワクします。
もちろん初期コストを抑えたいとか、空き家対策になるとか、そんな思いもありますが。
DIYで「不便」を「便利」に変えていく行程が楽しい
ちょっと話がそれるんですが、ボクはホームパーティーが好きでして。
ボクが獲ってきた魚を料理して、それを友人が美味しそうに食べるのを「カウンター越しに眺める」というマニアックな趣味があるんですね。
この趣味を満喫するために必要不可欠なのが「対面キッチン」です。
しかしアパート探しをするときに対面キッチンの物件にこだわると家賃が高すぎたので、仕方なく普通の部屋を借り、自分でキッチンカウンターを作ってみたと。
それで気づいたんですけど、「不便」が「便利」になるのを想像しながらDIYしている時が一番楽しかったんですよね。
そんなDIYを仲間と一緒にできたらどんなに幸せだろう、って思うんです。
プロジェクトへの関わり方について
話を戻します。
まず大前提として、このプロジェクトは完全「出入り自由」としたいと考えています。
関わり方も一人一人の自由意志にお任せしたいと思います。
プロジェクトにガッツリ関わって、一緒にDIYしてくれる仲間はもちろん欲しいです。
だけど情報提供だけしてくれる方にもとっても感謝しますし、SNSやブログで眺めてもらえるだけでも励みになります。
というのも「義理」や「やらされ感」を伴う活動は長続きしないからです。
関わりたいと思う方が、関わりたいと思う範囲で関わる。
そんなプロジェクトにしたいと思います。
こんな人にプロジェクト参加してほしい!
まだ動き出してもいないプロジェクトなので、最初は顔の見える関係の方々と小さくスタートします。
そのうえで協力を受けられる体制が整ったら、次のような方に協力をお願いしていきたいと思いますので、改めてこのブログやSNSにて案内させてください。
①住む場所を自分でつくって夢に挑戦したい方
②空き家探し、DIY、シェアハウス、資金調達などのノウハウをお持ちの方
③プロジェクトを何らかの形で手伝ってみたい方
ちょっとだけ説明させてくださいね。
①住む場所を自分でつくって夢に挑戦したい方
まずはシェアハウスを自らつくって、自ら住みたい人。プロジェクトの中心となる方です。
ボクが150人の前でプロジェクトの1分間プレゼンをした当日、金沢市内在住の方2〜3名から「住んでみたい」と声をかけていただきました。
ですが現段階では物件すら決まっていないので、シェアハウスに住むことができるという保証はどこにもありません。
もっと言えば、ボクがこの記事でお伝えしてきたことは、あくまで「理想」です。
ボクには資金調達や空き家探しのノウハウは何一つありません。
すべてプロジェクト参加者と一緒に、ゼロからつくっていきます。
ですから、ただ「完成したら住みたい」という方のご期待には沿えないことをご理解ください。
それでもボクの理想に共感して「つくって住みたい」と思っていただける方がいるなら、そんなに嬉しいことはありません。
②空き家探し、DIY、シェアハウス、資金調達などのノウハウをお持ちの方
もちろん必要な情報を得るため、自ら積極的に動きます。
ですが実際に経験したことがある方の協力があればそれほど心強いことはありません。
実はボクが個人的に力を借りたいな、と思っている方はすでに何人かいまして。
徐々に協力を求めに動こうと思っています。
協力を求める際には、ボクがプロジェクトをとおして提供できる価値を模索して、可能な限りWinWinな関係を築けたらいいなと思います。
一方的にギブしていただくこともあるかもですが、その時は、全力で感謝の気持ちを伝えます(←弱い。。。)。
③プロジェクトを何らかの形で手伝ってみたい方
プロジェクトは空き家問題への対策、低家賃住居の提供、地域の見守り機能など、地域課題解決に貢献する可能性を秘めていると思います。
こうした地域課題への関心がある方はもちろん大歓迎ですし、単純に興味があるという方でも、一緒に楽しめる仲間になっていただけたらとっても嬉しいです。
まとめ 〜「よんなな北陸会」に感謝〜
記事の最初でお話しましたが、ボクは今回のプロジェクトを「よんなな北陸会」という素晴らしい会で「1分間プレゼン」するチャンスをいただきました。
運営側のみなさまにこの場を借りて改めてお礼を言いたいと思います。
「よんなな北陸会」は志のある公務員や学生の横のつながりをつくるために全国で開催されている「よんなな会」の北陸版です。
「公務員辞めたい」と言い続けてきたボクに、もう少し頑張ってみようかと思わせてくれた会でした。
もしこの記事を読んでいただいた方の中に、公務員や学生さんがいらっしゃれば、是非一度「よんなな会」に足を運んでみてください。
最後にボクの1分間プレゼンの原稿を貼っておきます。
本番までに鏡の前で100回以上練習した、気合いのプレゼンでした。
「空き家DIYしてシェアハウスつくろう!」プロジェクト(1分間プレゼン原稿)
みなさんには叶えたい夢はありますか?
夢に向かって励ましあえる仲間はいますか?
想像してみてください。
みなさんが夢を叶えるための居場所と仲間を、自らの手でつくることができるとしたら。
今日ボクがみなさんに提案したいこと。それは
「空き家DIYしてシェアハウスつくろう」プロジェクトです。
今日本には、約846万もの空き家が存在する一方、夢があるのにアパートの家賃を支払うためにアルバイトをせざるを得ない若者がたくさんいます。
実はすでに、空き家を改修してつくられたシェアハウスが、能登半島にあります。
家賃は光熱水費込みでたったの月3万円です。
ボクはみなさんと一緒に証明したい。
夢さえあれば、自分たちの手で住む場所をつくることができるということを。
ボクにはやる気があります。
ですがやる気しかありません。
どうかみなさんの力をボクにお貸しください!
よろしくお願いします!!
こんなアツい文章を。。。
緊張のあまり本番で忘れる。
という貴重な経験をしました。
お読みいただきありがとうございました!!!
バイぶ〜