こんにちはぶーです。
実はボク、2020年1月に「空き家DIYしてシェアハウスつくろうプロジェクト」なるものを立ち上げまして。
「立ち上げた」というか「声高らかに宣言だけした」というのが正確なところなんですが(汗)
関連記事>>>空き家をDIYしてシェアハウスをつくってみようと思います。
「空き家DIYしてシェアハウスつくろうプロジェクト」が直面した壁
プロジェクトを宣言した後、まずは石川県能登半島でシェアハウスづくりに励むカップルのもとへ、お手伝いという名の修行に行きました。
たった1日の修行により空き家DIY欲求がMAXまで高まったのですが、その後いきなり壁にぶち当たってヒーコラ言っております。
ボクがぶち当たった壁というのは「空き家の確保が先か、住む人の確保が先か」問題です。
ボクは当初「夢を叶えるため、生活コストを抑えられる住まい(シェアハウス)は自分たちでつくるぜ!」という人を集め、みんなで空き家を探して、コンセプトを相談して。。。
ということを想定していました。
しかしプロジェクトに興味を示してくださる方はいるものの、「それじゃあつくって住んでみよう!」となる人は未だ見つかっていません。
それもそのはず。ボク自身にシェアハウスづくりのノウハウがなく、プロジェクト達成までの青写真を描けていなかったのです。
たぶん船に乗ったことがない船長が、「俺の船で大航海に行こうかい?(キラッ)」って言ってるのに近かったんですよね。
(ドヤ顏で泥舟へと誘う船長の図)
このことに薄々気づき始めたボクは、インターネットの海に向けて船乗りの募集を叫ぶことすらできずにいました。
「まずチミが勉強しなさい」
神様の声が聞こえた気がしました。
神様の声かと思ったら、それはFacebookメッセンジャーが届いた着信音でした。
「ザシェアーズ兼六」オーナーさんからの救いの手
メッセージの内容を一言で言うと、「シェアハウスを所有しているので見に来ますか?」というものでした。
ご無沙汰してます、●●で一緒でした●●です。
ぶーさんがシェアハウスに興味をもっていることは存じ上げておりますが、どこまでのお話なのかとか、僕の話をどこまでお話していたか定かではないのですが、僕はシェアハウスを市内に所有しております。
ぶーさんのFacebookたまたま見て、その後にブログ読ませて頂いてぶーさんのピュアな思いに触れたので連絡してしまいました(熱い人は結構好きです笑)。
何か力になれそうならと思いメールしてみました。何の営業でもないのですが、良かったら一度シェアハウス見に来ますか?
ちょうど自分の中でプロジェクトに手詰まり感が出ていたところだったので、オーナーさんからの連絡でボクは神様から手を差し伸べられたような感覚に。
すぐに日程を調整し、プロジェクト仲間のしょーへーと一緒に「ザシェアーズ兼六」を訪れていました。
コスパが良すぎる「ザシェアーズ兼六」
「く、クオリティがパねぇ(←これは若者が使う言葉で、「半端ではなくすごい」の意です)」
リビングに入るなり思わず独り言がこぼれました。
「けどどーせお家賃が高いんでしょ〜〜?」なんてどこかで聞いたことがあるような質問をオーナーさんに投げると。。。
「家賃は月々2.5万円〜です。敷金礼金はいただいておりません」
。。。(絶句)
「さっ、3万切っとぅやないかい」
安すぎる家賃に圧倒され、どこの方言かも分からない言葉をつぶやく始末。
オーナーさんの案内で、ひと通りシェアハウス内を見せていただきました。
「ザシェアーズ兼六」を写真でご紹介
玄関をくぐると、いきなりオシャレなエントランス。
イベント時の使用も快適そうです。
使い勝手の良さそうでキレイなキッチンや、
白基調の壁紙に馴染むセンスのいい家具。
ちなみに上の写真は交流スペースの一角ですが、右奥に見えるのは個室。
斜めに設置された間仕切りにより、デッドスペースを解消し個室面積が広く取られています。
白で統一された清潔感のある洗面スペースに、自然光を取り入れつつ斬新に取り付けられた鏡。
大きめの窓と真っ白な壁紙で明るい個室。
部屋面積が小さい個室には背の高いベッドを設置し、家賃は広い個室より抑えられています。
1階リビング奥には青空スペースがあり、天気のいい日にはBBQが楽しめそう。
「ザシェアーズ兼六」は好立地、清潔、コスパ良し!
ザシェアーズ兼六は香林坊・片町から徒歩15分と街中から近いため、近辺でお仕事をされている方や飲み歩くのが好きな方には持ってこいと言えます。
また内装は白基調でシンプルながら美しい仕上がりになっております。
1ヶ月から住むことが可能で、敷金・礼金は不要なため、長期の一人旅やノマドワーカーの方の利用にもピッタリです!
「ザシェアーズ兼六」に学ぶ格安家賃の秘密
ザシェアーズ兼六は素人目に見てもかなりの改修費用がかかっていることは明らかで、内装の仕上がりもプロの仕事が随所に光っていました。
にも関わらず低家賃を実現できた理由は何なのか。
オーナーさんに思い切って聞いてみました!
格安家賃の秘密①:中古物件をリノベーション活用
一度建物内へと入ってしまうと、まるで新築としか思えないキレイさ。
ですがオーナーさん曰くなんとザシェアーズ兼六は中古物件のリノベーションとのことです。
建築設備や消防設備をしっかりと施したうえで内装を新しくすれば、中古物件であっても中に住む分には新築と変わりがないのだとか。
格安家賃の秘密②:長期的視点に立った家賃設定
短期で利益を出そうとせず、長期的に愛されるシェアハウスにするため、採算が合う範囲で極力低い家賃設定としたそうです。
格安家賃の秘密③:可能な限りDIY
壁・扉の塗装や家具・照明器具の調達など、自分で出来る限りをオーナーさん自ら行ったんだそうです。改修費用を抑える代わりに、家賃を低く設定したとのことです。
まとめ
今回見学させていただいた「ザシェアーズ兼六」は、不動産経営ベテランのオーナーさんが、持ち得るノウハウをすべて詰め込んだ賜物でした。
正直なところボクがプロジェクトで目指す「夢さえあればお金がなくてもつくることができる住まい」が到達できるレベルではないのかも、と思ったりもしました。
ですが格安家賃を実現した裏での努力は見習う必要があります。
この記事冒頭で書いた「空き家の確保が先か、住む人の確保が先か」問題は初歩的なものですが、改修費用の確保や古くなった設備の修繕を家賃でまかなっていく収支サイクルなど、課題は山積みです。
一歩一歩、勉強していきます。
今回お世話になった「ザシェアーズ兼六」のオーナーさん、ありがとうございました!
2020年3月現在では空室があるようですので、シェアハウス生活に興味のある方はこの機会にご利用されてみてはいかがでしょう。
(※今回使用した写真の一部はオーナーさんの許可を得て、紹介サイトから提供をいただきました。)
バイぶ〜